序幕 江湖に伝説があんねん。でもほんまかどうか知らんで。 天に上るもの天下を得るがごとく、天上碑に登るもの、天を得るらしいねん。 よーわからへんねんけど、まあ、あれや。全員殺したら勝ちやねん。 小雨降る夜明け前の北亡山。あ、ごめん、もう展開見えてもーてんけどどーしょ。 命をかけ脱出せんとする者たち。ほら、やっぱしな。でな、絶対助かれへんねんで。 二人の男、そして3つになったばかり幼い子供。オッサン二人とガキ1人。あー、助からんね。 正体不明の覆面の者達によって、滅ぼされた第一勢家。 誰に滅ぼされたかもわからんとは情報足りてないな。。そんなん死んでアタリマエやん。 その最後の生き残りを守ろうと、彼の守護者、日周と小龍は、かつての主君の幼子を抱いて身を潜めた。 日周、小龍? そんな名前一度も聞いた事無いんやけど。。。(汗 主君の幼子!? なんか偉いっぽいな。 冷えきった道の上で赤い鮮血を吹き散らしながら倒れゆく日周…即死かよ!! それから15年の歳月が過ぎてんて。え? 小龍どうなったん? え? 孤独の身となりながら、洛陽城の王大侠の手によって育てられ、・・・王大侠って誰? たくましく成長をとげたかつての幼子は、武の世界に足を踏み入れることとなる。 え? やんごとない身分ちゃうの? 武ってなに? 武って!!? 町の乱暴者ですか? その大きな波乱を想像できないまま・・・・・・・・・いや、既にでかい波乱きてるやん、 天上碑。。。麻雀ゲームかな。。。? 伝説に向かって、その第一歩を踏み出していくって、何が何だか。。。。 結局謎一つも解けてないし、犯人は。。。。えーとお前や! 不条理なストーリーを突きつけられ、とにかく彼の物語が始まる。 |